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新老人の思想 [日記]

小学校の頃は、中学生や高校生が大人っぽく見えましたが
自分がいざ中学高校となると、そんな感じもしませんでした.

高校1年の頃の英語の先生は大学卒業したばかりの
ばりばりの新任教師で、今から思えばぺえぺえだったのですが
右も左もわからない高校少年からみれば立派な大人でした.

もう成人なんて、どれだけおじさん、おばさんなんて
不遜にも子供時代は思っていましたが、自分が成人式迎えても
ちっとも大人になった気分にはなりませんでした.

医学部に通っていたことと、医者になるまで、まだまだ
長い道のりが待っていたからかもしれません.

そんな感じで自分ではいつまでたっても大人になった気分に
なれないまま年月だけが過ぎてしまいました.
自分がこんな年になろうとは、子供の頃には夢に思わなかった.


新老人の思想 (幻冬舎新書)

新老人の思想 (幻冬舎新書)

  • 作者: 五木 寛之
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/12/12
  • メディア: 新書



前回は「下山の思想」で勉強させてもらった五木寛之氏が
経済大国から老人大国になった日本の現状を踏まえて
書かれた人生指南の本です.

たしかに自分の外来を眺めてみれば、そもそもが
病気で病院に来るのは高齢者が多いわけです.

エベレストに上った三浦雄一郎氏に触発されたこともあり
けっこうお元気な高齢者の方も増えました.

旅行に、ピンポンにテニスに水泳、スキューバという具合です.
もちろん地方では田畑で農作業が待っていますので
足腰が元気な人も多いです.

小学校の見守り隊をご高齢になっても続けてる方もいます.

昔はお年よりといえば、腰が曲がって、元気もなくて
子供たちに面倒を見てもらって、なんてイメージでしたが
最近は、いろいろなご高齢の方がいて、80過ぎても
元気な方が増えたような気がします.

人生50年から人生80年、そしていずれは人生100年という
新世界を迎えることになるかもしれません.

この書ではこのような新老人時代を迎えるにあたっての
心構えや新しい生き方のヒントを教えてくれます.

「その国の未来を占いたければ、その国の老人たちの姿を
 赤裸々に見つめてみることだ」(本書より引用)

この前の曾野綾子先生の著者と合わせて読むと面白いです.

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