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宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 [日記]

私が子供の頃は、将来の夢といえば、パイロット、宇宙飛行士、野球選手
そんな感じでちょっと時代を感じます.

アポロの月面着陸とか万博で月の石が展示されたとか
宇宙へのフロンティアへの夢が大きく広がったころでした.
もちろん宇宙関係の本は沢山読みふけっていました.

残念ながら今はあまり宇宙と関係ない仕事ですし
奥さんも宇宙飛行士ではないのですが、「宇宙兄弟」の兄の姿を見ては
ちょっと複雑な思いを感じたりします.


宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 (講談社現代新書)

宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 (講談社現代新書)

  • 作者: 吉田 たかよし
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/18
  • メディア: 新書



宇宙生物学とは、地球に限定せず、宇宙全体の広い視野で
生命の成り立ちや起源を解明する学問だそうです.

アストロバイオロジーとも呼ばれているそうです.

この宇宙生物学的知見で得られた生命の本質を踏まえて
医学を考えることにより、また別の視点で生命の本質や
医療を考えることが出来るという内容です.

著者の吉田たかよし氏は、東大大学院工学系研究科を卒業後
NHK入局、アナウンサーとしての職を経た跡に、北里大医学部に
再度入学して医師となったという方です.

現在は東京理科大学客員教授であり、東京でクリニックを開業され
医師業のかたわらで数々のテレビ番組にもされ著書も多数あります.

「ナトリウムと月が生命を作り上げた.月がなかったら生命は
 生まれなかった...」

「炭素以外で生命は作ることは出来るのか.ケイ素系生命は実在するか?」

「酸素と生命体との複雑な関係.生命は酸素が嫌いだった」

「なぜ鉄欠乏性貧血が多いのか.貧血は細菌から身を守る
 高度な防御機能だった」

内容はこのようにとても興味深い科学読本となっています.
あまり難しい理論や数式、化学式も出てこないので安心です.

生命の起源と宇宙という目で、医学、生物学を改めて勉強することで
当たり前と思っていた色々な事実に、深い意味があったことを
改めて気付きました.面白かったです.

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