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最後の授業 [日記]

故スティーブ・ジョブズも道半ばにして膵臓腫瘍との闘病の末に
この世を去りました.

ジョブズ亡き後も、彼の残したアップルと数々のイノベーションは
未だに私たちに影響を与え続けています.

スティーブと同様に若き才能を惜しまれながら旅立った人がいます.


最後の授業 ぼくの命があるうちに (ソフトバンク文庫)

最後の授業 ぼくの命があるうちに (ソフトバンク文庫)

  • 作者: ランディ・パウシュ
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2013/07/20
  • メディア: 文庫



スティーブにさかのぼること3年前の2008年7月に膵臓ガンで亡くなった
一人の教授がいました.彼の名前はランディ・バウシュ.享年47歳の若さでした.

2007年9月1日、ペンシルバニア州ピッツバーグ、ハイテクの街として知られる
この地に本拠を置く名門カーネギーメロン大学の講堂で、最終講義を行いました.
その内容をもとにランディが私たちに残した「最後の授業」がこの一冊です.

ランディはバーチャルリアリティの世界的権威として知られた方です.

大学のキャリアの途中で、サバティカル休暇を利用してディズニーのCG映像制作にも
関わられたということで、どこかスティーブと重なる部分を感じます.

最後の講義の一ヵ月前に、ランディは主治医から肝臓への転移を知らされます.

数ヶ月の余命宣告を受け、奥さんと幼い子供と過ごす貴重な時間を
犠牲にしてまで、彼が最終講義で伝えたかったのはいったい何であったのか.

そんな彼が人生の最後の講義で選んだテーマは「夢を実現すること」でした.

「夢をどのように実現させるかという話をしたのではありあせん.
 人生をどのように生きるかという話をしたのです.
 人生を正しく生きれば、運命は自分で動き出します.
 夢のほうから君たちのところにやってくるのです.」

『「最初のペンギン」になれ』

「私はここにいる皆さんだけのために話したのではありません.
 僕の子供たちのためなんです.」

スティーブもランディもその最後の瞬間には家族への深い愛情と
共に過ごした仲間たちへの感謝の気持ちで満ちあふれています.

その言葉の全てをここに紹介出来ないのが残念ですが、手に取れば
ずっと座右の書になるのではないでしょうか.

こちらがYouTubeにアップされている実際の彼の講義です.

  Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams

「人生を正しく生きる」ということは、簡単な言葉ですが
いざという時になって、ランディのように過ごすことが出来るか.

彼の実際の講義の音声と映像に接して、深く感じ入りました.

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