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10年後の仕事のカタチ 10のヒント [日記]

米国シリコンバレーを本拠に作家、経営者として活躍する松井博氏と
ベトナムに住みながら作家、コンサルタントとして活躍する大石哲之氏が
公開対話形式で行われた「そして皆ノマドになる」というトークショーを
ベースに加筆、修正され書き起こされた10年後の仕事を考える本です.





シリコンバレーと、アジア新興国でのお二人の経験から考える
私たちのこれからの10年後の仕事の形について有意義なヒントが詰まってます.

「10年後に自分はまだ必要とされる人材であり続けられるだろうか? 」
不安定で先行きが見えないこの時代にあって、誰もが恐怖と不安を抱えています.

世界ではグローバル化の名のもとに、国内だけでなく世界中での競争となり
世界をまたにかけて英語をつかったり、ITで起業したりというそんな
グローバル人材やスーパー人材がもてはやされています.

これからの10年に必要なことは、自分で判断して行動できることであり
世の中のグローバル化に関わらず、納得のいく人生を過ごす気持ちが大切です.

この本の内容としては、例えば
・シリコンバレーの60パーセント以上が、インド系を含むアジア人
・アップルはいつでも、理由の有る無しに関わらずあなたを解雇できます
・非正規、正規雇用の境目のない世界となってきてる.
・プロとアマチュアの境界、中間管理職がなくなる
・インド、フィリピンのアウトソーシング産業が成長してきている.
・英語や技能ではなく、仕組みをつくる側になれるかどうかが分かれ目
などなど興味深いタイトルが並んでいます.

「ラスト・ワンマイル・ジョブ」という言葉があって、最終的にカスタマーと向き合う仕事
例えば配管工、電気工事、介護、医療の仕事は決してなくならないといわれます.

医療の世界においては、IT技術による事務作業の電算化と効率化は進んでいます.
手術でさえもロボット手術が導入されている分野もあります.

心臓CT、MRなどの画像診断も高性能、高解像度となり、それと合わせて
PACSや画像配信システムも進歩し、遠隔診断も実用化されています.

地方で撮影された様々な画像診断モダリティを中央のコアラボで一括して
診断するという、まさに医療のノマド化も進んでいます.

医療に関わる私としては、当然10年後のシゴトのカタチが気になります.
介護の分野では介護ロボットの導入も進むかもしれません.
少ないマンパワーを様々な工夫と技術的進歩で補う必要があるでしょう.

「感情労働」という言葉が紹介されていますが、医療の仕事はまさに人間
そのものに関わる仕事であり、心と体のケアという意味において感情労働です.

この激動の時代で10年後も現役で仕事を続けられるようにするためには
やはりいろんな勉強をしなくちゃダメなんだと思います.

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