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iPadで気管挿管シミュレーションーInfant Endotracheal Intubation [iPad]

その昔、Macがまだマイナーな頃は、日本語もまだ片言のSE/30を相手に
四苦八苦しながら、英語バージョンの医学ソフトを探しては楽しんでいました.

その当時はMacのモニターも白黒で、当然ソフトも白黒の動きもぎくしゃくした
時代を感じさせるアニメーションでありました.

Macの世界では、けっこう古くから医学系シュミレーションソフトがありまして
その存在も私をMacユーザーにさせた一因です.

ゲームではありますが、外科手術をシミュレーションした「Life and Death」は
その当時、Macを手にした研修医や若手医師がはまっていました.

昔のMacは魔金取手と呼ばれたくらいに、とてもとても高価なパソコンであったため
中古の車を買うくらいに、その当時の研修医にはハードルが高かったのが思い出です.

m_Life-and-Death.gif

今や、iPadやiPhoneでこうしたシミュレーションが走る時代になりました.
デバイスの進化とともに、医学系教育アプリは健在です.

 Infant Endotracheal Intubation for iPad on the iTunes App Store
 
挿管1.gif

Yale大学医学部監修の小児の気管挿管のシミュレーションアプリです.

成人に比べて小児の喉頭展開、気管挿管は技術的に難しいのですが
このアプリで、喉頭鏡と喉頭の状況がキレイなアニメーションと供に
仮想体験することが出来ます.

手技が未熟であると喉頭も十分に見えず、当然、気管挿管失敗となります.
アプリ上の特製から、喉頭鏡を動かすのは、ちょっとコツがありますが
制限時間も実戦さながらで、うまく挿管するのは難しいです.

挿管2.gif

私が研修医の頃は、「麻酔のコツ」という定番の本を片手に
あとは先輩の技を見ながら、実戦で一生懸命に覚えて身に付けたものですが
こうしたシュミレーションアプリは、本当に有用だと思います.

シュミレーションアプリも医学テキストも沢山詰め込んでもiPad miniならば
白衣のポケットに軽々といれて、さっそうと病棟にERに走り回れます.

沢山の医学書を二宮金次郎のように小脇に抱えて汗をかきながら
病棟をさまよった、私の昔の研修時代を思うと本当に隔世の感があります.

研修医の先生だけでなく、教育にあたる上級医の先生方も
こうした教育アプリをiPadに入れておけば、後輩から尊敬の目で見られること
間違いないはずです.もちろん可愛い看護師の皆さんにも(^^)

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