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iPad循環器アプリ探検隊ーAngiosuite Stenosis Edition [iPad]

新しいiPadは、液晶がぴかぴかで、Retina displayの繊細さは
使い慣れたアプリも写真もまるで別物のように見えます.

初代iPadは、途中で私がMacBook Airに心奪われてしまった為
いわばちょっと倦怠期に入っていたのですが
新しいiPadを入手したことで、iPadの位置づけがまた上がってきました.

留守番することが多かった初代iPadでしたが
最近はどこに行くにも一緒です.iPadはどこにでも持ち歩きたくなります.

さて久しぶりのiPadアプリ探検隊ですが、今回はこんなものを見つけました.

 Angiosuite Stenosis Edition

頚動脈.gif

このアプリでは血管造影やCT、MRアンギオのグレースケール画像を
iPhone、iPadのカメラで撮像してキャプチャーすることにより
簡単に狭窄率を計測することの出来るアプリです.

シャーカステン上のフィルムから撮影したり
PACS端末で表示した画像を撮像したりして使用します.

このアプリで狭窄部位をトレースするのはちょっとしたコツがいるようです.

作成した画像は、iPhone / iPadの画面キャプチャーによって
フォトストリーム経由でメインのMacでも使うことが出来ます.

ちなみにこのアプリのシリーズで動脈瘤計測のアプリもあります.

 App Store - Angiosuite Neuro Edition

動脈瘤.gif

動脈瘤の血管内治療に特化したアプリで、私は専門外なのですが
なかなかに凝ったアプリになっています.

アプリを使って血管内治療を行うべき脳動脈瘤の情報を得られるそうです.

どちらのアプリも、iPhone/iPadらしさを生かした感じがします.

私たち循環器医の実際のカテーテル治療の現場では
優秀な放射線技師の皆さんの活躍により、治療に入る前に
血管造影、CT、MR画像から専用ワークステーションを使って
あらかじめ狭窄率が計算されていて画像も作られています.

そんなわけで、これらのアプリを実際に治療現場で使う機会は
あまりないのですが、新人、若手スタッフの教育用には有用でしょう.

循環器医としては、IVUS、OCT、FFRなどの情報やデータを
iPhone、iPad上で管理できるアプリを作ってもらえるとうれしいです.

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