新しい iPadの実力

これまで初代iPadを頑張って使ってきました．

そろそろ初代iPadのパフォーマンスが限界に感じていた頃に
新しいiPadが登場しましたので、さっそく発売当日に入手しました．

現在メインのマシンがMacBook Air 11インチ（2011年モデル）なので
それに比べるとさすがにメールチェックやウェブサーフィンも
ちょっともたついた感じになっていました．

3G環境とWiFi環境では違いがあるのはもちろんですが
一番気になるのは、大量のメールを受信する際にメールアプリが
突然ダウンしたりすることが多くなってきました．

仕事がら医療アプリも良く使用するのですが、こちらも画像や動画が
多く含まれる為、重いアプリとなるせいか、よくダウンしてしまいます．

さすがにKeynoteやPagesなどはアップル純正だけあって
なんとか落ちることはないものの、Macに比較すれば遅い感じは否めません．

循環器外来で良く使用している「医療ボードPro」や「Heart Pro III」などの
医療用アプリは、初代iPadで使っていると本当によく落ちます．
場合によってはアプリそのものが立ち上がらない
なんてそんなこともよくあります．



そんなこんなで初代iPadは、いざ外来で使おうとする時に
アプリが立ち上がらず、ほとんど役立たず状態でした．
だから最近は、どちらかというと外来応援団といいますがBGM係でした．

　iPadのRetina Displayを実現させた「A5X」プロセッサの実力 | iPad | iPad iPhone Wire

この記事を見ると演算能力などコンピュータとしての性能は
iPad2と新しいiPadは、能力は僅差ということです．

3Dグラフィック性能では、iPad 2との違いがはっきりしていて
新型iPadはRetina Displayの大きな画質を高速に扱える
GPUパワーが備わっているということです．

初代iPadに付属していなかったカメラが新しいiPadには搭載されており
早速撮影した写真は本当にきれいです．iPad上で見ればより一層です．

医療系アプリも、新しいiPadでは動作はばっちりでした．
アプリもさくっと立ち上がりますし、動作もきびきびしています．



Keynoteで走らせたプレゼンのカテ動画も、とてもキレイです．



「医療ボードPro」や「Heart Pro III」も、ダウンすることなく
さくっと起動してスムーズに動くので、これなら忙しい外来でも
全然ストレスを感じることなく、実用出来ます．



DICOMビューワーアプリのOsiriXで見るカテ動画は
Retina Displayの繊細さと美しさと相まって、液晶の大きさはともかくとして
カテ室のアンギオ装置で眺めるカテ画像と引けを取らない品質です．

日本ではまだiPadを4G（LTE）で使えないのが難点ですが
それ以外では、十分に日常の医療現場でより快適に、より実用的に
使いこなせるだけの性能アップがなされたと感じました．

初代iPadをお使いのユーザーの皆さんは、ぜひ買い替えをオススメです．

iPad2をすでにおもちの方は、今年登場する予定の新しいMacBook Airと
どちらを購入するか悩むところだと思いますが
もちろん余裕があれば、買い替えでしょう．

古いiPadは奥様か子供さんか知人の方に譲って幸せを分かち合いましょう．

最近は、プレゼンテーションはほとんどMacBook Airばかりで行ってましたが
新しいiPadでのプレゼンも、これから増えていくと思います．

ソフトバンクでも4G回線が全国で使えるようになれば
新しいPadの実力をより発揮できると思います．

新しいiPadを情報発信と情報共有の強力なツールとして
早く使われることをオススメいたします．