仕事の技法 [日記]
学校での勉強と仕事での勉強は違うと良く言われます.
学校での成績やペーパーテストが良いことと、仕事が出来る
ということは必ずしも一緒ではない感じです.
多くの仕事が人を相手にして、人とのコミュニケーションが
必須出ある以上、教科書に書かれている知識をどのように
円滑に運用するかが問題です.
道理や建前だけでは、人間関係がぎすぎすしてしまうように
仕事を円滑に行うためには、お互いの感情にも十分な配慮が
必要になるのはいうまでもありません.
この本では、知識と知恵の違いと言う風に書かれています.
1を聞いて10を知る人もいれば、行間を読まずトラブルを
起してしまう人もいます.
表層的なコミュニケーションだけでなく非言語アプローチ
ボディランゲージにも配慮した関係性の構築が重要なのです.
この「仕事の技法」に書かれている「言葉以外のメッセージ」を
感じ取る能力は、当然医療現場でも重要な仕事力です.
病気に苦しみ十分な説明をすることが出来ない方々の
本当のメッセージをいかにうまく受け止めるかどうか、です.
病院で仕事が出来るスタッフは、私の見るところ
「言葉以外のメッセージ」を感じ取る能力に秀でています.
そんなスタッフに私たちも患者さんたちも多くの信頼を
よせることでしょう.
逆に、言葉だけで伝えられない現場力の知恵を
いかに若い人たちに伝えるか、これからの課題です.
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