介護民俗学へようこそ 「すまいるほーむ」の物語 [日記]
「神、人を喰う」という書でサントリー学芸賞を受賞した
気鋭気鋭の民俗学者である著者が大学を出て
老人ホームというフィールドに飛び込みました
老いるとともに、社会や家族から忘れられていく存在の中に
民族学の世界のように、日本人の根源と魂に繋がる
素晴らしい物語という宝物を見つけたのです.
著者の経歴もさることながら、ともすればつらくネガティブな
観点からの論調が多いなかで、実際の介護の現場のスタッフにも
力を与えてくれる良書です.
さまざまな歴史と伝承が風化していく今こそ必要な書です.
コメント 0