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中農地域医療連携セミナー 「EVTの今昔を思う」 [日記]

平成25年8月27日、美濃加茂シティホテルで開催された
「中農地域医療連携セミナー ATIS〜アテローム血栓症」に参加しました.

地元の実地医科の先生方と循環器科医師が集まってEVTやPADについて
情報交換と勉強をする研究会です.

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岐阜県総合医療センターの小島先生と名古屋共立病院の鴨井先生による
特別講演を拝聴しました.

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私のカテーテル治療の修練時代は、末梢血管治療(EVT)は今よりも未開拓で
バルーンもガイドワイヤーもステントもあまり良い性能ではありませんでした.

そのため末梢血管治療に関しては昔はカテーテルで出来る事も限られていました.

冠動脈の治療も薬剤溶出ステントが登場する前、通常のBare Metal ステントですら
まだ使用することが出来なかった頃には、ただひたすらバルーン拡張で頑張るという
そんな時代もありました.

冠動脈でやっと薬剤がのっていない通常の初代ステントが使えるようになって
末梢血管にも初期型のウォールステント、次いでパルマッツステントが導入されました.

昔はどちらかといえば循環器内科医の主流の仕事は冠動脈カテーテル治療であり
簡単な末梢血管治療は、若手の仕事となっていた時代がありました.
もちろん昔はEVTではなくPTAと呼ばれていて、ちょっとマイナーな感じでした.

それが今やどうでしょうか.EVTは大きな学会でも中心的なテーマとなり
新しいデバイスも資金も労力も投入され、すごい活気を呈しています.

一番は、EVTの最前線で闘っているのが30代からアラフォーの若い世代であることです.

今回、講演されたお二人も同様に新進気鋭の若手ドクターです.
大リーグやサッカーの日本代表のように、EVTの進化と技術革新は
日本の若い力がになっていることを目の当たりにして、とても心強いです.

今後は、EVTのみならず、大動脈のステントグラフト治療(EVAR)そして
そして大動脈弁狭窄のカテーテル治療(TAVI)に代表されるSHD
ストラクチャー関連の治療も国内導入が本格化していきます.

そうして医療の技術革新の新しい風をになっているのも、やはり若い世代です.

カテーテル治療の進化を横目で見ながら、遅れないようにひたすらに
勉強して精進するだけですが、後方支援やサポートもまた
もう若くはない私の惟からの仕事だと思って頑張ります.

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