患者さんとのコミニケーションツールーICU POINTALK [iPad]
周りの人は、私のことをMacドクターと呼んでいます.
本職は循環器、カテーテル専門なのですが、Macのイメージが強いようです.
私が勤める病院でも、仕事の中心のカテ室においても当然のことながら
アップルユーザーが多くなりました.
もちろん最終的な目標としては、職員全員がMacユーザーとなって
文字通り、完全なアップル病院になることです.
その目標に向かって、現場の医療スタッフにとって魅力的なiPhone/iPadアプリを
探してはその都度チェックして試しています.
今回見つけたのは、患者さんとのコミニケーションツールーICU POINTALKです.
iTunes App Store で見つかる iPad 対応 ICU POINTALK
人工呼吸器を装着されていたり、気管挿管・気管切開の治療中で発声できない患者さん
神経疾患や脳卒中などの後遺症などにより、通常の会話が不自由な患者さんとの
コミュニケーションを円滑にするためのiPadアプリです.
ICUや救急医療の現場では、こうした状況では、ホワイトボードや紙媒体、五十音表などを
使って、医療スタッフと患者さんとのコミニケーションが試みられてきました.
ICU POINTALKアプリを使えば、医療スタッフがiPadを片手にして
特殊な状況下で治療中の患者さんとの円滑なコミニケーションが可能になります.
このアプリは、東京女子医科大学病院の心臓ICUなどで実際に使われているそうです.
iPadが文字盤や筆談の代わりとなって活躍してくれます.
アプリの機能としては、「手書き入力(文字認識)」「50音表」「よくある症状・場面」など
患者さんの状態に応じて使いやすいものを選ぶ事が出来ます.
視覚的で直感的なiPadの特徴を生かして、ご高齢の患者さんでもとても判りやすい作りです.
病院や救急医療だけでなく、在宅医療にかかわるスタッフにも便利なツールです.
「手書き入力(自動文字認識)」「50音表」「ホワイトボード」も便利ですが
「気になる部位・場所・モノから」「気になる症状・感覚から」の二つの機能は
発声できない患者さんが、きちんと自分の症状をスタッフに伝えるために
とても有用だと思います.
「今日は何月何日ですか?」「今の時間帯はわかりますか?」など声かけ機能も良いですね.
鎮静スケール(RASS、SAS)、鎮痛スケール(BPS、FS)、せん妄評価スケール(CAM-ICU、ICDS)
と6つのスケールが参照用としてついているのも現場スタッフにはありがたいことです.
このアプリを使えば、発声が出来ない患者さんとの良好なコミニケーションが可能になり
その結果、不自由な状況にある患者さんのストレス軽減を図ることが出来ると思いますので
ぜひ私たちの病院スタッフも、積極的に活用して欲しいと思います.
過酷な状況にある患者さんとのコミニケーションをなんとか頑張ろうという
スタッフの熱意が、良い結果に繋がると信じています.
まずはスタッフ全員がiPadを入手してもらわないといけませんね.当院のアップルなスタッフも
カテ室や血液浄化の際に使えるiPadコンテンツ頑張って作って下さいね.
本職は循環器、カテーテル専門なのですが、Macのイメージが強いようです.
私が勤める病院でも、仕事の中心のカテ室においても当然のことながら
アップルユーザーが多くなりました.
もちろん最終的な目標としては、職員全員がMacユーザーとなって
文字通り、完全なアップル病院になることです.
その目標に向かって、現場の医療スタッフにとって魅力的なiPhone/iPadアプリを
探してはその都度チェックして試しています.
今回見つけたのは、患者さんとのコミニケーションツールーICU POINTALKです.
iTunes App Store で見つかる iPad 対応 ICU POINTALK
人工呼吸器を装着されていたり、気管挿管・気管切開の治療中で発声できない患者さん
神経疾患や脳卒中などの後遺症などにより、通常の会話が不自由な患者さんとの
コミュニケーションを円滑にするためのiPadアプリです.
ICUや救急医療の現場では、こうした状況では、ホワイトボードや紙媒体、五十音表などを
使って、医療スタッフと患者さんとのコミニケーションが試みられてきました.
ICU POINTALKアプリを使えば、医療スタッフがiPadを片手にして
特殊な状況下で治療中の患者さんとの円滑なコミニケーションが可能になります.
このアプリは、東京女子医科大学病院の心臓ICUなどで実際に使われているそうです.
iPadが文字盤や筆談の代わりとなって活躍してくれます.
アプリの機能としては、「手書き入力(文字認識)」「50音表」「よくある症状・場面」など
患者さんの状態に応じて使いやすいものを選ぶ事が出来ます.
視覚的で直感的なiPadの特徴を生かして、ご高齢の患者さんでもとても判りやすい作りです.
病院や救急医療だけでなく、在宅医療にかかわるスタッフにも便利なツールです.
「手書き入力(自動文字認識)」「50音表」「ホワイトボード」も便利ですが
「気になる部位・場所・モノから」「気になる症状・感覚から」の二つの機能は
発声できない患者さんが、きちんと自分の症状をスタッフに伝えるために
とても有用だと思います.
「今日は何月何日ですか?」「今の時間帯はわかりますか?」など声かけ機能も良いですね.
鎮静スケール(RASS、SAS)、鎮痛スケール(BPS、FS)、せん妄評価スケール(CAM-ICU、ICDS)
と6つのスケールが参照用としてついているのも現場スタッフにはありがたいことです.
このアプリを使えば、発声が出来ない患者さんとの良好なコミニケーションが可能になり
その結果、不自由な状況にある患者さんのストレス軽減を図ることが出来ると思いますので
ぜひ私たちの病院スタッフも、積極的に活用して欲しいと思います.
過酷な状況にある患者さんとのコミニケーションをなんとか頑張ろうという
スタッフの熱意が、良い結果に繋がると信じています.
まずはスタッフ全員がiPadを入手してもらわないといけませんね.当院のアップルなスタッフも
カテ室や血液浄化の際に使えるiPadコンテンツ頑張って作って下さいね.
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