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「Translate Voice〜声を翻訳」を試す [iPhone]

アニメやSFではおなじみの音声翻訳機能も、デバイスやOSの進化によって
随分身近なものになってきたようです.

我が家でも子供たちが自分のMacを使ってボーカロイドを走らせています.

「見せてもらおうか、iPhoneの音声翻訳の性能とやらを」というわけで
数ある音声翻訳アプリのうち、まずはとりあえずApp Storeで一番に目に付いた
「声を翻訳ーTranslate Voice」を試してみる事にいたしました.

 Translate Voice[トレードマーク]

入力言語と翻訳するべき言語を設定して、あとはiPhoneに向かってしゃべるだけです.
現在のところは33言語に対応しているそうです.

まずは日本語と英語で試してみました.方言や変なしゃべり方をしなければ
普通にはっきりと話せば、ちゃんと認識してくれます.

翻訳1.gif

「心筋梗塞」といった医学用語もちゃんと認識してくれます.

翻訳2.gif

「解離性大動脈瘤」といったちょっとややこしげな医学用語も全然大丈夫です.

翻訳3.gif

発音が不明瞭であったり、早口だったり、あまりに専門的だったりすると
「認識できません」とのアラートが出ます.もう一度やり直しです.

翻訳4.gif

iPhoneだけでなく、iPadでもこのアプリは問題なく作動します.音声入力もばっちりです.

「今から肝臓脈造影検査があります」というような病棟での会話も大丈夫でした.
やっぱりiPhoneの小さな画面よりは、iPadの大きな画面のほうが見やすいです.

ネットでのレビューでは、翻訳が機械語的で固いというような意見がありますが
基本的な意思疎通のきっかけになれば良いので、私は問題ないと思います.

いろいろなシチュエーションで、いろいろな使い方があると思いますが
私としては医療現場での利用を提案してみたいと思います.

今では病棟スタッフも英語を勉強している人が増えて、英語圏なら
身振り手振りと片言英語で、なんとかコミニケーションをとっています.

幸いなことに私の職場では中国語に堪能なスタッフも働いているので
中国語もばっちりです.

けれども非英語圏の方々が入院されると、本当に困ります.
日本語や英語のわかる通訳代わりの家族が付き添ってくれればよいのですが
入院中24時間ずっといらっしゃるわけではありません.

病棟での受け持ち看護師さんと患者さんとのコミニケーションに
この音声翻訳アプリはたしかに役に立つと思います.

ためしに病棟の看護師さんたちに、ちょっと音声入力してもらいましたが
まあまあ好評でした.

スタッフが日本語で話しかけて、患者さんがそれに答えて母国語で音声入力して
日本語に翻訳されたものをまたスタッフが見て、という風に
iPhone / iPadを橋渡しとして会話のキャッチボールが可能です.

医療現場で実際に使っていくためには、もう少し大きな文字での表記が
可能であったほうが良い感じです.

医療現場に特化してもっと使いやすくなるのであれば有料でもOKです.

この音声翻訳アプリの有用性を病院上層部にアピールして病院スタッフ全員に
iPhoneもしくはiPad支給なんてなるように頑張ってみましょうか.

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