1984、2014

アップルが廉価版iPhoneとなるiPhone miniを発売するのではないかと
ネット上で噂となっています．

　アップルが“貧困ビジネス”！廉価版ｉＰｈｏｎｅを発売する理由

この記事によれば、廉価版iPhoneを発売する根拠として
現在の高価なiPhoneを購入する余裕のない世界中の何億人もの
プリペイド式携帯電話の利用者に対応するためであるとのことです．

ただその発売時期としては、現在のiPhone5の市場が急速かつ
有益な成長を遂げているため、今年ではなく恐らく来年という分析だそうです．

パソコンや、タブレット、スマホなどのデバイスはどんどん普及しています．
私の周りの人たちも、ほとんどパソコン、タブレット、スマホを持っています．
MacユーザーであればMac Book Air、iPad、iPhoneの三種の神器です．

その一方で永江氏の書籍でも分析されていたように
いまだにガラケー携帯を使っている人も散見しますし、年配の方々では
パソコンやタブレットを持っていないことも多いでしょう．

逆に私のように、一人で沢山のデバイスを買い足す人も多いと思います．
ちなみに私の自宅にはMacが6台、iPadは2台、iPhoneは3代目となります．

「情報弱者」とならないために、老若男女、世界中のいろいろな人たちが
PCやタブレット、スマホをもっと容易に入手出来るようになるのは良いことです．

便利な電子機器やソフトによって私たちの生活も影響を受けていますが
IT技術の発展が幸せと比例しているかどうかは別の議論です．

アップルはあの有名な歴史的CMである「1984」で
支配された弱者が、支配に打ち勝ち自分を取り戻すというテーマを示しました．

　アップル社CM『1984』　リドリースコット監督 - YouTube
　


情報格差の問題や、中国での情報統制などの現状を見ると
この古いアップルのCMのメッセージは、今でも色あせてないように思います．

サムソンやアンドロイドとの対抗というような狭い目的ではなく
アップルには、現状を変えるような歴史的な一手を打って欲しいと願ってます．

閉塞した世界を打ち破り、再び情報を自分たちのものに出来るような
そんな新製品の登場を待っています．