もうひとつのMac

アップルのMacintoshでもなく、マクドナルドのマックでもなく
もうひとつのMacが病院にやってきました．



McGRATH MACという”秘密兵器”でして、ビデオ喉頭鏡であります．
麻酔や緊急、救急外来において気管挿管を行なう為の補助道具です．

研修医の頃に気管挿管を習い始めた時に使った喉頭鏡の名前が
「マッキントッシュ」で、ちょうどその頃にMacintoshSE/30ユーザーとなって
なんとなく嬉しく思ったものです．

ちなみに外科で Appleby手術という胃手術があるのですが
これもアップルという言葉があって、なんとなく嬉しかったものです．
「アップルビーがあるならば、アップルエーとか、アップルツーとかも
あるのでしょうか」って質問して上司に怒られた私です．



この種のデバイスは数多くあるようですが、なんといっても
名前が 'MAC’ということでとても親近感がわきます．

モニターはiPhoneよりは小さく、一昔前のiPod Videoの液晶くらいです．
（2.5インチ LCD カラーディスプレイです）．

重さは200gでとても軽いです．



先端ブレードは交換式になっています．成人用のブレードが今のところは2種類あって
近日中には小児用ブレードも登場するようです．

価格はMacBook Pro Retina フルスペックより少し安いくらいです．
なんとかカテ室には、こうした新しく便利なデバイスを揃えたいです．

Macなドクターには、喉頭鏡もMACというのも良いかもしれません．

余談ですが、Macファンとしては、街で「Mac」とか「マック」という言葉に
とても敏感になります．耳に聞こえるとドキ！街並みで見かけるとドキ！

ほとんどの場合は、マクドナルドだったりするのですが
マクドも好きなので良いです．