心房細動関連アプリ [iPad]
私たちのカテ室も病棟においても、スタッフの教育は
とても重要な課題の一つです.
新人さんもいればベテランもいるし、経験知やキャリアーもさまざまです.
そんなスタッフの集団をまとめて一緒に仕事をしていくためには
絶え間ない勉強会やカンファレンスが必要になります.
幸いにどのスタッフも勉強熱心であるのですが
勤務の都合でなかなか勉強会や学会に参加出来ないのが悩みの種です.
そんなスタッフのために私の所有している医学書の一部を
ナースステーションの片隅に置いておいて小さな図書ルームを作っています.
勉強と意思疎通のためには、私と同じ本を読んでもらうのが一番ですよね.
だから最近は読み終えた後は、カテ室や病棟スタッフに読んでもらうべく
本を選ぶようにしています.わかりやすく教育的な本が良いです.
有名な心臓血管研究所の山下 武志先生の著作です.
その題名の通り、心房細動について、わかりやすく必要な情報を教えてくれる本です.
今回は第二版改訂版ということで、実は第一版も所有していたのですが
内容も一新され、最近の心房細動の知見の集積を網羅した内容のため
2回も続けて購入しました.
心房細動を診ていくための知識と考え方の整理に最適だと思います.
循環器以外の他科医師に心房細動の治療方針を伝える際にも
この本で述べられている考え方が、とても参考になると思います.
第一版はワーファリンと基本的な抗不整脈薬の記述だけだったのですが
第二版では最近になって臨床使用が可能になった
新しい抗血栓薬であるプラザキサ(ダビガトラン)の使い方についても
記載がされていてとても参考になります.
楽しく最後まであっという間に読み切ることが出来ました.
読み終えた本は、私たちの病棟図書ルームの貴重な一冊として加わる予定です.
スタッフに皆さんにもきっと役立つことでしょう.
さて心房細動に関連したiPad / iPhoneアプリは、もちろんあります.
1)iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Warfarin
ワーファリンの投与スケジュールを手助けしてくれるソフトです.
欧米のソフトであるので目標のPT INRがやや高目に設定されているので注意です.
心房細動に関するガイドライン(もちろん英語)も付いています.
2)iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Birmingham (CHA₂DS₂VASc) Calculator
心房細動における脳梗塞予防を考える時に、抗血栓療法を開始する目安になる
CHA₂DS₂VAScスコアを計算してくれるアプリです.
75歳以上であるか、高血圧や心不全の有無、糖尿病や脳血管障害の有無、
末梢血管障害の有無などをスコア化するもので2点以上では
ワーファリンやプラザキサ投与開始の目安になります.
山下先生の本でも紹介されていますので、あとでチェックしてみてください.
3)iTunes App Store で見つかる iPad 対応 HAS-BLED Bleeding Risk Calculator for iPad
このアプリは、抗血栓療法に伴う大出血のリスク評価のための
HAS-BLEDスコアを計算してくれるアプリです.
スコアが3点以上であると出血のリスクが増えるということです.
こちらも山下先生の本で紹介されているスコアです.
必要なアプリをゲットしてiPadとiPhoneを片手に
素晴らしい医学書を読めば、鬼に金棒で、スタッフの皆さんのスキルアップ
間違いなしだと思います.
とても重要な課題の一つです.
新人さんもいればベテランもいるし、経験知やキャリアーもさまざまです.
そんなスタッフの集団をまとめて一緒に仕事をしていくためには
絶え間ない勉強会やカンファレンスが必要になります.
幸いにどのスタッフも勉強熱心であるのですが
勤務の都合でなかなか勉強会や学会に参加出来ないのが悩みの種です.
そんなスタッフのために私の所有している医学書の一部を
ナースステーションの片隅に置いておいて小さな図書ルームを作っています.
勉強と意思疎通のためには、私と同じ本を読んでもらうのが一番ですよね.
だから最近は読み終えた後は、カテ室や病棟スタッフに読んでもらうべく
本を選ぶようにしています.わかりやすく教育的な本が良いです.
有名な心臓血管研究所の山下 武志先生の著作です.
その題名の通り、心房細動について、わかりやすく必要な情報を教えてくれる本です.
今回は第二版改訂版ということで、実は第一版も所有していたのですが
内容も一新され、最近の心房細動の知見の集積を網羅した内容のため
2回も続けて購入しました.
心房細動を診ていくための知識と考え方の整理に最適だと思います.
循環器以外の他科医師に心房細動の治療方針を伝える際にも
この本で述べられている考え方が、とても参考になると思います.
第一版はワーファリンと基本的な抗不整脈薬の記述だけだったのですが
第二版では最近になって臨床使用が可能になった
新しい抗血栓薬であるプラザキサ(ダビガトラン)の使い方についても
記載がされていてとても参考になります.
楽しく最後まであっという間に読み切ることが出来ました.
読み終えた本は、私たちの病棟図書ルームの貴重な一冊として加わる予定です.
スタッフに皆さんにもきっと役立つことでしょう.
さて心房細動に関連したiPad / iPhoneアプリは、もちろんあります.
1)iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Warfarin
ワーファリンの投与スケジュールを手助けしてくれるソフトです.
欧米のソフトであるので目標のPT INRがやや高目に設定されているので注意です.
心房細動に関するガイドライン(もちろん英語)も付いています.
2)iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Birmingham (CHA₂DS₂VASc) Calculator
心房細動における脳梗塞予防を考える時に、抗血栓療法を開始する目安になる
CHA₂DS₂VAScスコアを計算してくれるアプリです.
75歳以上であるか、高血圧や心不全の有無、糖尿病や脳血管障害の有無、
末梢血管障害の有無などをスコア化するもので2点以上では
ワーファリンやプラザキサ投与開始の目安になります.
山下先生の本でも紹介されていますので、あとでチェックしてみてください.
3)iTunes App Store で見つかる iPad 対応 HAS-BLED Bleeding Risk Calculator for iPad
このアプリは、抗血栓療法に伴う大出血のリスク評価のための
HAS-BLEDスコアを計算してくれるアプリです.
スコアが3点以上であると出血のリスクが増えるということです.
こちらも山下先生の本で紹介されているスコアです.
必要なアプリをゲットしてiPadとiPhoneを片手に
素晴らしい医学書を読めば、鬼に金棒で、スタッフの皆さんのスキルアップ
間違いなしだと思います.
お疲れ様です。
山下先生のこの本、私も読んだことがあります。
第二版ではプラザキサの記載もあるのですね!読んでみようと思います。
AF関連のアプリも充実しているようで、何だかワクワクしちゃいます(^^)
by yamaponn (2011-05-11 20:22)
>yamaponnさま、コメントありがとうございます.
少しずつ当院でもプラザキサ使用を進めています.
循環器関連アプリ、これからも探してみます.
by yangt3 (2011-05-11 22:39)