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ZIO PatchとZIO Cardでお手軽に心電図モニター [日記]

動悸や不整脈のために病院を受診すると
まず心電図検査が行われます.

これは安静時の心電図であり、皆さんがご経験されているように
自宅で、あれだけドキドキしていたのに、病院の心電図では
全く異常がない、ということは良くあります.

こんな時に、ホルター心電図という検査が行われます.
ほとんどのホルター心電図は24時間記録となっています.

病院外での日常生活や夜間の不整脈をチェックするのが目的です.

とはいっても年に数回しか起らないような症状では
たまたまホルター心電図をつけた時に見つからないこともあります.

さらにはホルター心電図検査のために、沢山の電極パッチを
病院で体に装着しなければならず、大変面倒であり
検査当日にはお風呂に入ることも出来ないのがツライところです.

もっと簡単に長時間の心電図記録が出来てお風呂も可能ならよいのですが...

そんなわけで、皆さん ZIO PatchやZIO Event Cardをご存知でしょうか.
まさしく遠隔医療時代にふさわしい素晴らしい先進の医療機器だと思います.

 iRhythm - Zio™ Overview
 http://www.irhythmtech.com/zio-solution/zio-overview/

パッチ.gif

ZIO Patchというデバイスは、大きめの絆創膏のような感じで
簡単に体に貼り付けて、なんと7日間の記録が可能だそうです.
防水になっているので、入浴も可能だとか.

パッチ装着.gif

通常のホルター心電図と同様のデータが得られます.
ホルター心電図検査の煩わしさから開放されそうですね.

記録.gif

さらにZIO Evet Cardというデバイスにいたっては
なんと30日間の記録が可能だそうです.

カード.gif

こちらも簡単にディスポの電極を一つ装着するだけです.
電極の交換は本当に簡単そうです.入浴の時にはデバイスをはずします.
デバイス装着も本当に簡単そうです.

カード装着.gif

記録されたデータやイベントはiRhythm National Clinical Center (iNCC)
に送られて解析されるそうです.

iPhoneやiPadなどのモバイルデバイスで、ドクターが結果を検討することも
出来るそうです.凄いですね.

アメリカでは、こうした遠隔医療機器を使って慢性心不全治療に応用されています.

長期間の心電図情報だけでなく、様々な生体情報モニターが遠隔医療デバイスで
可能になるわけで、外来での心不全コントロールがよりきめ細やかになり
ひいては心不全入院を減らすことも可能になるそうです.

早く日本国内でのデバイス使用が可能になるとよいですね.

ST.Jude MEDICALがパートナーとなっているそうなので
今後の展開を楽しみにしてます.

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T-CHIRO

病院にいくと、症状がなぜか一時的に消える人と、血圧があがる人もいますよね(笑)

記録媒体がカセットと時代とは隔世の感ですね!!それでさえ、24時間くらいでしたし、それが30日記録可能で、脱着可能とは凄いです。さらに小型化しそうですね。


by T-CHIRO (2011-01-21 09:38) 

Bluemoon

ウンウン、ほんまにそうです(^^;)
必要ですよねぇ。
by Bluemoon (2011-01-21 19:45) 

yangt3

>T-CHIROさん、コメント、niceありがとうございます.
検査も治療も、患者さんに負担をしいることが
どんどん減っていくとい良いと思います.
by yangt3 (2011-01-22 16:34) 

yangt3

>Bluemoonさん、コメント、niceありがとうございます.
このデバイス、早く使ってみたいです.
by yangt3 (2011-01-22 16:34) 

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