SSブログ

マイホーム [日記]

治療・手術のため遠くはなれた病院にしばらく入院されていた患者さんが
無事に治療を終えて退院となり、久しぶりに私たちの病院に帰ってこられました.

長い期間の治療入院で心身ともに大変だった様子でしたが
病院に来られて最初に言われた言葉が印象的でした.

「ああ、やっぱり自分の家に帰ってきたみたいにほっとするなあ~」

その言葉を聞いて、一緒にその場にいたスタッフ共々
とてもうれしい気持ちになりました.

この言葉だけで、本当に現場の医療スタッフは救われた感じです.

自分のしんどさよりも、まずこんな素敵な言葉を
私たちに声か消してくれたその方の優しさにちょっとほろりときました.

これまで頑張ってきた甲斐があります.

「ありがとう」の言葉で人も医療もどんどん元気になれるような気がします.

思わずうれしくて記事にしてみました.

大変な闘病生活を送りながらも、日々医療スタッフへの思いやりや気配りを
かかさない素敵な方がおられます.

一番苦しくつらいのは患者さんなわけで、
逆に私たちが教わることのほうが多いです.

周りの人たちへの思いやりや気配りが当然のように
大事にされるそんな職場に、そんな病院になるように
これからも微力を尽くしていきたいです.

毎日みんなありがとう、と私もいいたいです.

ありがとう.gif

nice!(3)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 6

T-CHIRO

 実は数年前に全麻の経験があります。これで当たり前すぎるほどわかったことは自分が全麻される経験をしたことないと、残念ながら患者さんの気持ちは絶対わからないと思いました。確かに現実、医療技術者が全てを経験できるのは無理ですが・・・
入院した際、すごく親切な看護士さんと全くやる気のない看護士さんがいてて、この差にも驚くと同時に他のスタッフの対応一つにもかなり敏感になっていた自分がいます。自分も昔病院で働いていた際の患者さんへの対応を反省しつつ、全麻は良い経験でもありました。もうしたくないですが。
by T-CHIRO (2009-11-21 10:30) 

yangt3

>amezariさん、niceありがとうございます.
by yangt3 (2009-11-21 13:44) 

yangt3

>Kimさん、niceありがとうございます.
by yangt3 (2009-11-21 13:45) 

yangt3

>T-CHIROさん、コメント、niceありがとうございます.
自らのさまざまな体験が、また仕事にもちゃんと
反映するというのが、うれしくもあり、厳しくもあり、です.
結局は、仕事を通じて常に自分が
試されているということかもしれません.
by yangt3 (2009-11-21 13:47) 

andante

考えてみれば、私も全麻も局所麻酔も両方経験しています。
治療等でも何でも、未経験のものを受けるのはいいですね。
説明を受けて納得しても、実際に体験しなければ本当の大変さはわかりません。
一度体験したら、二度目は逃げ出したくなります(^^)。
その不安を消すのは信頼だと思います。
その患者さんにとって、yangt3先生の所は心から信頼されていたのでしょうね。
安堵感から出た正直な気持ちだったと思います。
医師と患者はお互いの信頼関係が一番大切ですね。
by andante (2009-11-23 01:18) 

yangt3

>andanteさん、コメントありがとうございます.
いろいろな方々に安心してもらえるように
少しずつ努力していきたいですね.
by yangt3 (2009-11-23 11:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

月の夜オーストラリアの奇跡 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。