増山超能力師事務所 [日記]
バビル2世に超人ロックなどなど、昔の子供たちには
超能力者といえばヒーローと同じ意味合いでかっこう良かった.
私の元同僚外科医先生にいたっては、バビル2世の替え歌を
作ってしまうぐらいでした.
でも超能力を始め、人にはない力を持つということが
幸せに直結するとは限りません.
かの超人ロックも、超能力を持つが故に、周囲の人達からは
避けられ遠ざけられ、理解されることもなく孤独です.
現実の世界でも、ユリゲラーが超能力者として登場して
一時は世間をにぎわしたものの、その後はまがい物扱いです.
この作品では、もし日本で超能力が事業認定されたら...
というお話が描かれています.
他の専門職種と同様に、超能力も国家認定資格となったら
超能力者の暮らしはどのようなものになるか、です.
SFのようなヒーローにはなりえず、普通の市民と同じように
苦悩や葛藤を抱える過ごす日々.
この時代にあって、特別な能力を持つということは
より一層、孤独にならざるを得ないのかもしれません.
コメント 0