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可児バソプレッシン勉強会2014 [学会、研究会、研修]

2014年10月9日(木曜日)の夜は、地元可児で研究会でした.

当地で行っている可児バソプレッシン勉強会2014です.

今回のテーマは「〜高齢者心不全治療を考える〜」として
はるばる兵庫県立姫路循環器病センター循環器内科より
大石先生、山田先生のお二人をお招きしました.

バソ2.gif

大石先生からは最近、注目が集まっている緩和ケアについて
「高齢者心不全における治療とケアの融合
 〜緩和ケアの観点から〜」というタイトルで御講演いただきました.

先にこのブログで紹介した、「心不全の緩和ケア」でも大石先生が
執筆されているのですが、循環器救急病院で今まさに実践されている
心不全の緩和ケアの実際とノウハウについて教えていただきました.

意思決定支援(アドバンスケア プラニング)やチームケアに
救命救急の現場で苦悩する循環器内科医師のジレンマなど
本当に心に迫るお話でありました.

山田先生からは、「緩和ケアの心不全治療を考える」として
TAVIを含む最近のカテーテル治療の進歩から、高齢者心不全治療の
実際について、センターの豊富な経験を元にお話しいただきました.

特にヘフレフ(HFrEF)とヘフペフ(HFpEF)と言われる
従来型の収縮機能障害による心不全と拡張障害による心不全について
薬物治療を含めて詳しく教えていただきました.

高齢者心不全について、急性期治療から、慢性期治療そして
緩和ケアにいたる、総合的な勉強の場になったと思います.

バソ1.gif

水利尿のお薬であるサムスカも、高齢者心不全への使用経験が
徐々に蓄積されてきており、高齢者心不全の症状緩和に役立っています.

医師だけでなく、医療チームとして、新しい治療を詳しく知ると共に
意思決定支援(アドバンスケア プラニング)、緩和ケアにおいても
コメディカルスタッフの力を借りて良いケアを目指したいものです.

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