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喰らう読書術 [日記]

子供の頃、スポーツも人付き合いも苦手であったため
かといって、それほど勉強も好きでもなく、両親共働きで
一人で過ごす長い時間の供となったのは、読書でした.

親と一緒に出かける買い物にまたに街まで出かけた時に
書店で本を買うのが楽しみでした.

中学、高校となると自分の小遣いも増えてきましたが
思い出してみるとやっぱり書店で時間を潰してました.

それにあきたらず学校の図書館の全集のたぐいにいたるまで
手当たり次第に乱読していました.

或る意味、活字中毒というべきでしょうか.大人になって
家族で食事に出かけても、注文した食事が来るまでの時間
活字がないと落ち着かないのです.

最近は、iPhone上で読むFBやLINE、電子書籍が
眠る時間以外は、ほぼ24時間、365日、いつでも手元に
活字がある状態となって喜んで良いのかどうか.


喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)

喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)

  • 作者: 荒俣 宏
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2014/06/09
  • メディア: 新書



荒俣 宏先生の「アラマタ流読書術」の極意が紹介された本です.

自分も本好きと思っていましたが、荒俣先生の読書遍歴は
もうぶっ飛んで超越している感じです.おみそれいたしました.

読書には体力、腕力、知力、そして本への愛情とリスペクトが
必要であると説かれます.

「読書は、脳と精神の食事と同じです」
まさに毎日のご飯と同じように、日々、読書を喰らう、のです.

氏は電子書籍は、本とは呼べないと言われます.
単に情報を伝える媒体だけではなく、デジタル化では伝えきれない
物としての価値や存在感、歴史、文化が重要だということです.

秘学、博物学、風水など多分野にわたり精力的に執筆活動を
されている荒俣氏が、これまで読んだ何千冊、何万冊という
膨大な本とのつきあいの中で得た読書術は、私の脳を
新たな地平にインスパイアしてくれます.

書棚にどんな本がおかれているかを、いつも気にしていますが
読書遍歴に、その為人がたしかに現れるようです.

電子書籍の登場で、出版業界は、大変苦労をされていますが
この荒俣先生の本には、本への愛情が満ちあふれています.

「まもなく消えるかもしれない紙媒体」と言われていますが
まだまだ本の時代は続くでしょう.

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