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循環器疾患最新の治療 [日記]

一口に循環器科といっても、その扱うべきフィールドは日々
益々広く深く細分化されてきており、その全てに精通するのは大変です.

大学病院や大きな病院に所属していれば、その道のスペシャリストに
直接教えを請うということも出来ますが、地方では、学会や研究会に参加するか
自分で医学書を買って、ひさすら座学で頑張るしかありません.

 
循環器疾患最新の治療 2014ー2015

循環器疾患最新の治療 2014ー2015

  • 作者: 堀正二
  • 出版社/メーカー: 南江堂
  • 発売日: 2014/01
  • メディア: 単行本



この循環器疾患最新の治療シリーズは、定期的に刊行されていて
その時々のトピックスをレビューすることが出来て重宝する一冊です.

今回は日頃お世話になっている先生も分担執筆されているということで買いました.

最新の治療.gif

トピックスとしては、冠動脈薬剤溶出ステントの最新の話題と今後の展望や
最近、現場でも少しずつ使用が増えてきたバソプレッシンV2受容体拮抗薬の話
肺高血圧症の最新治療、静脈血栓塞栓症の新たな展開、腎動脈内アブレーションの話
iPS細胞を始めとする再生医療の話が掲載されています.

今話題の小保方さんの「STAP細胞」の登場で、すでにこの再生医療のページは
すぐ近いうちに書き換えが必要になるかもしれません.
世界に誇るべき日本の基礎研究の開花ということで、これからの研究の進歩が楽しみですね.

こうした教科書は、出版までの期間の関係で、世に出た時には、このように
さらに新しい知見が登場しているということもあり、やはり座学の限界でしょうか.
でも循環器の診療に携わるならば、この本は最小限必要な予備知識だと思います.

スペシャリストの先生方に質問する時に失礼のないように
この本でしっかり勉強させていただきます.

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