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1秒もムダに生きない [好きな本]

7月のプレゼンが目前に迫っていて、私だけでなく
カテ室スタッフのITさんとTAMAさんの二人のお尻にも火がついてます.

放射線科のTAMAさんにいたっては、プレゼンのため
ついにかねてよりの念願の新しいMacBook Pro15インチをゲットしました.
もう毎日プレゼンのことが頭から離れず心ここにあらずの状態です.

ずっと同じ事を続けて頑張っていると、煮詰まってしまって
ストレスもたまりますし、心身も疲れてしまい
かえって仕事の効率も落ちてしまいます.

私もやるべき仕事は沢山あるのですが、気がつけば気晴らしと称して
Facebook見ていたり、買ってきた本をぱらぱらとめくってみたりしてます.

最近は私の中でプチブームである、岩田 健太郎先生の新しい新書も
最近読み終えました.


1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)

  • 作者: 岩田健太郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/06/17
  • メディア: 新書



「なぜ、岩田先生は、超多忙でもテンパらないのですか??」
「"その時、もっともしたいこと"をできるようにしているからです」
というわけで岩田先生の時間への付き合い方とか考え方とかが語られます.

岩田先生も述べられているように、世にはびこるハウツー本とは違い
こうすればうまくいく魔法の方法はこの本には書かれていません.

そのかわりに「時間の使い方はこうありたい」
「本当の意味で時間を上手に使うための考え方」が紹介されています.

岩田先生はMacとiPhoneのユーザーでいらっしゃいます.
Macは常に持参されて空いた時間があれば仕事をされているとか.
ネットがつながればネットで出来る仕事をして、パソコンが使えなければ
持参した本を読んだり、iPhoneで本を読まれたりするそうです.

岩田先生のかばんの中には常に何冊もの本が入っているそうです.
もちろんiPhoneの中にもたくさんの電子書籍が入っていて
時間と状況によって「読みたいもの」を読んでいるそうです.

私も出張の際には、ほぼ同じスタイルで出かけているので
とても共感し勝手に親近感を抱いてしまいました.

私の場合はMacBook Air、iPhone、数冊の本に加えて
iPadも常に持参しているところがご愛嬌です.

岩田先生の場合は、例えばLancetやNEJMなどのポッドキャストを
iPhoneで2倍速で聞いておられるとか.さすがです.

私はこれまで通常速度ばかりでした.ためしに2倍速で聞いてみましたが
やっぱり慣れていないので辛かったです.

「スイッチが入ったら、睡眠も無理にとらない」
「ボトルネックをなくし、たくさんの仕事を並べておく」
「パソコンとは適度に付き合う」
「三日坊主はかまわない」
「5年先、10年先の目標を立てない」
「仕事をやったふりをしない」などなど興味深い内容がてんこ盛りです.

「なぜ時間を大切にしなければならないか」という考え方や哲学が
本当は大切なことで、時間の問題を通じて、この2011年の今
自分たちの価値観を考え直さないといけないと思います.

家族を犠牲にしてまで仕事をすることが正当化されるのか.

削り取った大切な時間、一秒一秒を
本当に大切な事に使うほうが良いのではないかと、岩田先生は語っています.

自分自身にとって今一番大切な事は何?
それぞれが仕事や目の前のことに流されずに、ちゃんと向き合って
考えるべきことです.

一秒一秒がその人の人生なんですね.

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andante

yangt3先生お疲れ様です。
どんな状況でいようと、時間はどんどん過ぎてしまいますね。
家庭を持っている方は、仕事も家族も大切です。
命を扱う仕事をされている方は、時として家族を犠牲にする事もたくさんあると思います。

今、次の仕事のための2つの研修を受けています。
先日4人一組になって、こんな課題を出されました。
7つの項目を、大切な物から順位をつけると言うもので、その後、グループごとに話し合って、順位を決めるのです。
私は「健康・自己実現・愛・楽しみ・富・名誉・地位」の順番でした。
名誉や地位はどうでもいいのですが、順番をつけなければならないので、外す訳も行きませんでしたが、これは年代によって異なりますね。
健康が一番としたのは、私ともう1人年上の人でした。
愛と富が一番は、20代の若い人達です。
その頃は健康が当たり前でしたから、気にも留めなかったと思います。
話し合いの結果、「富・愛・健康・楽しみ・自己実現・地位・名誉」の順になりました。
「愛」が一番の人は、もうじき結婚するそうです。今はとても幸せ一杯なんでしょうね、納得です。(^_^)
私にとって大切な物は何だろう、何が一番幸せなんだろうと改めて考えさせられました。

先日ご紹介の本、「人は永遠に輝く星にはなれない」を、いっきに読みました。
病院と言うところは、不思議に患者さんを通して、家族等その人の背景が見えてくるものですね。
第3章の8ページ分は、今までこのような強烈な表現があったでしょうか。
思わず鳥肌が立ちました。
今こうして生きて、普通に暮らせる事がどんなに大切で幸せか、それこそ一秒でも無駄には出来ませんね。

by andante (2011-06-25 01:54) 

yangt3

>andanteさん、コメントありがとうございます.
本当に大切な事のために時間を使うということは
突き詰めていくと、けっこう難しいことだと思います.
有限な時間をあとで悔いの残らないようにしたいです.

by yangt3 (2011-06-25 12:49) 

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