心不全管理をアートする−脚本はどう作るのか [日記]
心不全治療の分野でご高名な北里大学の猪又孝元先生による
わかりやすい心不全の読み物です.
通常の系統的なテキストと違って、気楽な気持ちで
読む事が出来て、かつ心不全治療にあたる担当医や
医療スタッフがどのように考えて治療を行っているか
もしくはどういう治療ゴールを目指すべきか、が
わかりやすく書かれています.
まさにエクスパートのアートというべき匠の技で
猪又先生は、これを心不全管理の脚本を作るという
言葉で表現されています.
浮腫やうっ血などの目に見える症状の治療のみならず
長期予後の改善という、今は直接は目に見えない治療こそを
ゴールにしていくべきだという熱いメッセージが込められています.
心不全にかかわらる医療スタッフの全てにお勧めです.
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