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非侵襲的に心拍出量をモニター [仕事]

集中治療や術後管理、循環器疾患の治療のために必要な
心拍出量や心係数、全血管抵抗などのの数値を計るため
通常はスワンガンツカテーテルと呼ばれる器具を使用します.

通常は内頚静脈よりスワンガンツカテーテルを挿入して
右房、右心室、肺動脈などの右心系データを採取するのです.

こうしたカテーテルを必要とするという状況がある意味
大変なことなのですが、使用にあってはエクスパートの力が必要です.

最近の医療デバイスの進歩は素晴らしく、こうした心拍出量モニターも
非侵襲的に可能となりました.

IMG_0576.jpg

エスクロンミニ(AESCULON mini)と呼ばれる道具です.

電極を体表に貼り付けるだけで、非侵襲的に心拍出量を
足底することが可能です.静脈穿刺は不要なのです.

高齢者だけでなく、小児や新生児にも安全に使用可能です.

測定原理としては電気的速度測定法(Electrical Cardiometry)と
呼ばれる方法を使っているそうです.

ワイヤレスの心電図モニターと、このデバイスを組み合わせれば
より安全安心な心臓リハビリテーションの実践にも繋がります.

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